2010/1/15 (Fri.)
いろんな方面に音信不通ですいません。皇国読んでました。
本読んでるか寝るか食うか…それこそ野戦の如く読み進めてました。
うん、おもしろかった。
けど、後半の直衛は見てて寂しかった。私個人の漫画版直衛に対する惚れッぷりが、同人腐女子が描く西田並だったんで、思いっきり裏切られたというかなんと
いうか失恋っていうの、これ。冴香出現してからの情事なんて見ちゃいられない。なにこの甘ずっぱい雰囲気は!!ていうか冴香がどうも気に食わん。ユーリア
は好きなんだが、冴香は気に食わん。きっと西田もそう思うはずだ!!!…つまるところただの嫉妬か(笑)
そもそも、直衛に関係する女性(一部ふ
たなり)がほぼ全員その狂気に惚れ込むってくだりがなんともかんとも…まぁ、なんか…男性の理想だよな、ハーレム状態は……千早も含めて…。軍人観点とか
友人の観点からしたら、打算的に考えて(生きて戦場から帰還できるとか、何かとおいしい事にありつけるとか)直衛の人格・家柄・狂気全部ひっくるめてお付
き合いしたいんだが。
それもこれも後半にかけての直衛の描写が個人的に解せなかった。色に溺れてる感がなぁ…嫌だったんだよなー、手管が中年オ
ヤジじみてきたしさ、そんなところで尻揉むなよ、戦略構想中にいちゃつくなよ。これだったら蓮乃姉さんに懸想して暴発しそうになったほうがまだましだっ
た。んで、ユーリアも冴香も従順になりすぎたのが許せなかった。あの二人も縋ってるからなぁ、直衛に。そこんところ「結局は女か」って思って(´・ω・
`)ショボーンだった。少なくともユーリアには強気でいて欲しかったぜよ。どうせならユーリア×直衛だったらいいんだよ。それらしい描写もあったけど
なぁ。満足しきらん。まぁ、ここは私と作品の男女交際論の相違ですがね。女の人からしたら「こりゃねーよ」と思わぬだろうか。他のこと(戦争描写や軍の描
写)がピカイチだってのに、直衛周りの色恋沙汰があまりにも浮世離れしていてさ……ってこれの分類はファンタジーか!!!じゃ、しょうがない。こういう愛の形もあるんだよwww
うん。まぁ、なんだ。
腐女子的には北領で終わっといて万歳だった。
あの後、描かれるとちょっとした歯ぎしりをしたかもしれない。
完全に西田(ひいては十一大隊)に感情移入しているので、その後の原作展開では辛酸舐めさせられる。
大隊長は何処へ行ったー!!って泣く。
いやぁ、でも伊藤先生が好き勝手描いたら見解が変わるかも、という可能性はある。
伊藤版直衛がぐだぐだになったのは見てみたい。
――なんだ。書いてる感想が直衛の色恋沙汰に関してじゃないか(笑)
そんだけ、直ちゃん大好きなんですよ。猪口曹長の忠誠心+蓮乃姉さんの愛情÷2くらいです。
作品としては非の打ち所が無く、おもしろかった。
張られてた伏線はほぼ回収してあると思う。私のつたない読解力によると。
忘れてた時に伏兵が奇襲やらかすよ、この作品は。
それがまた爽快でたまらない(^ρ^)とくに佐脇は完全に忘れてたもの。
あと個々の描写がすごい。相変わらず感情移入させられる…。全く話の本流と関係ない第三者の視点で、本筋を俯瞰して読者に知らせる技法は天下一品だな!これがないと戦争描写はただの戦況報告になってしまうもの。
新城直衛が作品の主役でありながら、話を進めるのは他多数の出演者達+読者。
基本、直衛は動きませんね、そう考えてみると。
――あ、それか。序盤と違うのは。
動かないのは直衛じゃなくて、直衛の心理か。
序盤より心情描写が少なくなったもんな。
書く技法が変わったんだろうか、そりゃ何年も続いてりゃそうか。
漫画家の絵柄が変わるのと一緒だよね…、理解した。
直衛も変わって当然かー。
んで、これは続くの。完結なの。どっちなの。
帝国はどうなるのさ。
カミンスキィはどうなるのさ。
水軍の新造船はどうなるのさ。
話はきれいにまとまってるけど、戦争は終わってねーぞー!!
まとめ。
2010/1/15 (Fri.)
・腐女子感想でのまとめ。
漫画版西田以上に萌(燃)えるキャラは居なかった。
西田最強伝説、原作読了をもってここに金字塔を打ち立てる。
金森と漆原は回想されてるけど西田はいっぺんもない\(^o^)/
素晴らしいくらいの捨て駒ッぷり!愛してる!西田!!!
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